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    金沢東山界隈・町家歩きレポート

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      金沢東山界隈・町家歩き

       9月6日(土)、秋晴れのまだまだ暑い中、IICA&ICCトヤマ合同主催の
      町家歩きイベントを、金沢の三大茶屋街のうちの東山、主計町で行いました。
      今回は、去る4月23日の第26回IICA総会時に基調講演をして頂いた
      歴史的建造物修復士のむとう設計の武藤清秀氏と共に
      先生が実際に改修に携わった物件を、技術的な観点と、改修後の町家
      のオーナー様とのエピソードを交えながら、ご案内して頂きました。

      ギャラリー椋

       こちらは北国街道に面した所に建っているもともとは材木商の方のお宅でした。
      大正8年に金沢に路面電車が来た時には、曳家をして10Mセットバックし、
      最後に住んでいたおばあちゃんが亡くなられた時には、空き家にもなり
      かけましたが、使える部材は再利用し、昔の趣を残しつつ

      2009年9月ギャラリー&カフェとして、再スタートを切りました。


      2階の様子。朱壁が金沢らしいですね。1897年に建てられた当時の畳を
      打ちなおして今も使っています。材木商なだけあって床柱も変わってます。
      2階に書院や縁側がありますが、時代の変遷と共に階高が高くなって、
      2階にも本格的なものを作れるようになったんだそうです。
      眺めは2階の方がいいですもんね!
      そしてそれぞれの部屋に床がついています。
      ちょうどモロッコのじゅうたん展をやっていて、和室にマッチしてました。


      上の和室の反対側にあるお茶室?天井はとても低く、狭いのですが
      なんだか居心地の良さそうな空間。照明器具がまたかわいいのです。




      1階のカフェ。こちらでは、定期的に楽器の演奏会も行われているそうです。
      塗り壁、畳、襖、これらがほどよく音を吸収し、また和室の下がり壁が
      演奏者に程よく音を返してくれることから、とても良い演奏会場になって
      いるそうです。


      小屋組み。見応えありです。


      1階のギャラリー

      東山を歩く





      ビストロ金沢とどろき亭






      みなさんお待ちかねのランチの様子。美味しい料理に会話も弾みます。
      こちらのレストランの建物、もともとは大正10年に建てられた銀行です。

      YANAGI SORI DESIGN MEMORIAL


      名作バタフライスツール




      3月にオープンしたばかりの博物館です。
      何故?ここに?と思いましたが、金沢美大で教鞭を取られていたそうです。

      東山から主計町へ




      泉鏡花も遊んだというお宮さんの中を通り、暗がり坂を下り
      本日最終目的地に到着です。
      私は東山からこの道を通って主計町に着くイメージができなかったのですが
      そのまま先生にお伝えしたら、こんなとこで遊んでたから泉鏡花の頭は
      ぐるぐるしてて、あんなおどろおどろしい作品を書くようになるんだね、
      の一言。

      土家




      つちやさんは、もともと浅野川沿いの主計町でお茶屋さんを営んでいた建物です。
      そして大そう繁盛したお店だったそうです。
      上の写真は2階の座敷です。和室が3つ続いており、それぞれが
      別の色に塗られています。お客様が多い時には、それぞれのお部屋で
      別の宴が催されていたそうです。
      そして、実は3階もあったりします。


      現在の土家さんのオーナーの奥様と武藤先生のほほえましいスナップ。
      旧つちやをご購入され、武藤先生と町家を再生された時の思い出話や
      子供時代から現在に至るまでにお住まいになっていたお屋敷の興味深い
      お話をお聞きしました。
      つちやさんは土家さんとして、現在はカフェに生まれ変わっております。
      左手上に写っているのは、三味線掛けです。
      7本掛けられるようになっており、在りしころのつちやさんが
      多くの芸妓さんを抱えていたことが分かります。


      奥様の昔のお宅で使っていた戸をトイレの戸として再利用しています。
      ちどりの螺鈿細工です。



      今回の町家歩きイベントには、金沢から10名、富山から8名の多くの方の
      ご参加があり、茶屋街を歩きつつ、相互の交流を深めることができました。
      また、町家や古い建物の改修についての疑問点を直接武藤先生にお聞きする
      こともできました。
      町家は度重なる修繕を繰り返していますが、町家修復では、間取りや
      壁の色などもなるべく初めの頃の状態に戻すそうです。
      今回見学させて頂いた、ギャラリー椋さんや土家さんを通して、
      100年という長い年月を経て、今なお存在する金沢町家の素晴らしさを
      再認識させられました。
      武藤先生の、50年から100年に一度、メンテナンスをし続けることにより
      その次の100年間また使うことが出来るという言葉が印象的でした。
      先生、そして皆様、お忙しい中ありがとうございました。
      写真:畠由紀・菊野美樹・山岸絵理    文章:山岸絵理


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        コメント
        武藤先生の解説付き町家めぐり。いいですね〜
        私も行きたかった!
        金沢ってこんな近くに素敵に再生された町家がいっぱいあるのに、地元の人はあまり身近に感じてないように思います。もっと町家で遊ぼう〜!
        • たかの
        • 2014/10/23 12:45 PM
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